C# WASAPI NAudioで音量レベルメーターを作る

最低限必要なオーディオレベルメーターです。緑のメーターが音量、黄色CH1,CH2がそれぞれ左右のチャンネルです。オーディオデバイスが5.1chだと黄色いメーターが6個表示されます。5.1の”.1″は5ch + ウーハーのチャンネル。ドルビーとかの映画とかでしか使わないと思われる。(ゲームでも使われるのかな)

今回は、カスタムコントロール内でデバイス選択用のコンボボックスと、プログレスバーのオーバーライド(標準のままだと時間制御が入っていて音声の反応に追いつかないので、ただの四角で対応しています)

作ったきっかけ

最近、Twitchで音楽配信をやりたくなってドラムマシン(BOSS DR-880)とKORG Gadget 2のゲーム音源を使ってサンプリング音源で遊んでたりしてます。その時に音が出ているか目で確認したくて作りました。

前にも仕事でWASAPI+D2DでOSDとかWin32で作ってたけど、C#で 名前空間を 書き直したラッパーを公開している人がいるみたいなので使ってみました。Win32C++でCOMをマスターしてれば、MSDNそのまま使えるから必要ないんだけど。時間と作業効率上の問題か。それとバグった時の…しかし人が書いたコードを理解する時間と、自分で書くのとどっちが早いかが勝負。WASAPIを書き直したこの人の労力はすごいかも。C#でWASAPI理解するなら、C++でもいいじゃん。C++だと、アプリの動作が7割早いらしいね。(Win32 + COM最強!)

配信でOBSを使うならバックグランドを淡色にすれば背景を消せるので、これでもいいといえばいい。

あとは、アニメーションを作るときのエフェクトとか合わせるときの問題か。DXならブレンディングできるし。今後の課題。今回はAudioRenderデバイス(再生デバイス)からメインボリュームと、使えるチャンネルを表示している。

AudioCaptureデバイスもモニタ出来るけれど、Captureデバイスからサブスクリプションで有効なデータを受け取るイベントを受け取ってバッファを読むようだ。これだと生データが読めるのでFFTもできそう。実際はAudioRenderをループバックして、バッファを読んでデータを表示。スペアナの表示もできるっていうことらしい。ちなみにAudioCaptureのバッファのデータは、WaveExフォーマットでステレオデータを読むのでこれまたC++の方が使い勝手がいい(Win32 APIがSDKに用意されている)気がする

ダウンロードはこちら

Gitとかは相変わらず使いにくいし、シェアする気もないのでソースはZIPでアップしておく。(ご利用はご自由ですが一切責任は負いかねますのでよろしくお願いします)

このサイトは、プログラミングの知識のある上級者向けですのでソースコードに関する不具合は環境によって書き直してください。(サイトの管理者Nは対応しません)

これをエンジンとして、ビジュアル的なエフェクトが作れればいいなと思います。

Windows 10 VisualStudio 2019 C#WinFormで作成しています。必要なNuGetパッケージはスクショのリストの通り。NuGetからNAudio周りのパッケージをDLしてください。

次は、またSPEECH APIでコマンド管理アプリを上げていこうか。OpenCVで目、口、鼻トラックもできるようになったのでそっちかな。あとは、Youtubeチャット読み上げアプリとか絡めて、VTuber用アプリとか。

自分のTwitchアプリを作っていこう。

ちなみにTwitchチャンネルはこちらです。