今までカッターで一冊ずつ手で裁断してきましたが、やはり裁断機を使う方が早く、紙くずもださないで済むようだ。自宅の事情で、悠長に本を一冊ずつカッターでカットできなくなってしまうので、最近また裁断機をチェックしています。あと、ついでに富士通のスキャンスナップの一度に15枚くらいしか取り込めないADFもどうにかならないかと、スキャナや複合機もチェックしています。
Amazonのレビューページにも書かれていますが、裁断機については刃の交換しやすさと安全性が気になります。1000冊を超えて刃を2回取替えとそのくらいの頻度で交換するのが妥当なようです。メーカからいくつか刃の取替えが出来るモデルが発売されていますが、なかでもPLUSのPK-513LN-Aがよさそうです。てこの原理で垂直方向に刃をまっすぐおろすタイプで、刃がこぼれたりしそうですが紙が一番きれいにかつ、さくっと切れているように見えます。(YouTubeで見る限り)他には刃と同じ方向に縦にハンドルを下ろすタイプがあります。
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ScanSnap S300の大きさや手軽さには満足しているのですが、ほとんどの場合、実用書や単行本の全頁をスキャンすることがほとんどなので15枚毎にスキャンしていると紙をセットしたり、ボタンを押したり、細かい作業に阻まれて結局時間がかかってしまいます。たまにジャムったり2枚同時にフィーダに流されたり、一回スキャンを開始してからそのまま最後まで人の手を煩わせずには終わらせられない状況にあります。
Canonの複合機は一回のADFの許容量は50枚。そこそこだと思うが出来れば100枚くらい出来ないものか思ってしまう。それでもScanSnap S300に比べれば約3倍。(S1500と比べては同じ)。給紙時のジャムやトラブルがなければ使える範囲。プリンターの機能的には白黒、カラーと機種が選べますが、(機能表はこちら)気にしておきたいところは両面取り込みのサポート。いくつかのモデルは片面しか取り込みが出来ないようなので要注意です。両面取り込み対応のカラーレーザーモデルとしてはWifi対応のMF8380CDWと、WifiなしのMF8380CDNがある。モノクロではMF6780dwとMF4890dwがあり両方Wifi対応でモノクロ印刷の性能で差が出ている。カラー印刷の用途がなければ、Satera MF4890dwがお手ごろでレーザープリンタのインクにあたるトナーのメンテナンスが一色なので楽なのと、収納の収まりにもいい形をしている。
スキャナソフトに関しては、先日紹介したパナソニックの読取革命と、ファイル管理革命Liteが同梱されている。ファイル管理革命は紙の電子化、ファイルのデータベース化に有効なソフトといえる。やはりOCRの性能は自炊で本を取り込む時のポイントになりますが、モニタリングフォルダ機能を使ってフォルダのファイルを一括テキスト認識が取り込みができる点は抑えておきたいポイントだろう。ネットワーク上でスキャナのファイル出力先を指定しておいて、テキスト認識済みのファイルを決まったところに吐き出すようにしておけば自動化できる。ただし、オフィス環境でファイルをネットワーク上で管理する場合、ファイル管理革命がチームにとってどのくらい貢献するかは不明だがその辺は環境に合わせてクライアント側で対応できる範囲だろう。
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今回、スキャナと複合機を検証した結果は、印刷の用途がまったくなければ(領収書の発行や書類の印刷が必要ない場合)、やはりScanSnapの上位機種S1500が備え付けでも、コンパクトでScanSnapがベストな選択肢といえる。取り込み解像度の数値ではどちらも600dpiだが、キャノンのスキャナがCISなのに対し、ScanSnapがカラーCCDとなっているところも実機でチェックする必要がありそう。(CCDはウェブカメラにも使われているものだがCIS方式はちょっと不明)あとはパナソニックの読取革命の性能か。