クラウドってなんだ?個人情報はパソコンに保存するべきだ!

最近、クラウドという言葉をよく聞くけれど、そのサービスの内容は使いたくないものばかりです。クラウドとはインターネット上のどこかにストレージ(データをセーブするディスク)があって、そこにユーザがデータの保管をできてクライアントの負担を減らすというものである。

それがどういうわけか、ユーザ登録(メールアドレスとパスワードでアカウントを作る)して、無料と言われるサービスを使おうとすると、写真などの一つのファイルのサイズに制限があり、20MB以上のファイルが保存できなくなっていたりする。2GB無料とか言われても、一つのファイルを分割する(今はクライアントのストレージサイズが大きくなり分割するということ自体、必要なくなりました)とか、分割しても拡張子の制限で保存できないファイルがあったりします。

そのうち知らないところから、スパムメールが送られてきてメールボックスがいらないメールで埋め尽くされ、仕事の時間が削られるという事態に陥ってしまいます。

クラウドのサービスはそもそろ、ファイルの保存場所を提供するというものであるべきで、ユーザの情報を獲得し、大量のスパムを送り、広告料でお金儲けをするためのものではないのです。ユーザ情報はパソコンが、”パーソナルコンピュータ”という名称の通り、個人(パーソナル)の情報を保存してパソコンが便利な道具にになるという事が基本で、サーバがクレジットカード情報を保持して、パスワードの入力で買い物の決済までを即完了させるべきではないのです。(アップルの指紋認証に接続させた決済は良いと思いますが、クレジットカード情報はサーバ上ではなく、iPhoneやiPadにあるべき)サーバー上の情報が漏れたとしてもサービスに登録するときの誰も読まないであろう同意書で同意させられているのでサービス提供者には責任は行かないようになっているのです。

サイトによって値段の違いがあって、毎回違うサイトから買い物をしたりすることもありますが、それぞれのサイトでユーザ登録、カード情報の入力をさせられて、個人情報が分散して保管される状態になってしまいます。一時はPayPal等のサービスで支払いが統一できそうな雰囲気もありましたが、今ではどこの買い物サイトでも決済ができるようになっています。

このブログ記事を書こうと思った理由は、個人情報はクライアントにあるべきであり、クラウドはあくまでもデータの保存先だということ言いたいだけです。もしあなたがパソコンを買い換えて、データを移行したい場合、クラウドに一時保管してダウンロードしなおすというのは良い方法だと思います。自分で蓄積したデータや大切なファイルは他人のサーバーに上げっぱなしにするのは間違っています。それが会社内のデータならなおさら社内サーバーに保存するべき。データが漏れたり、壊れたりしたらデータは帰って来ませんしね。

もし、自分でデータをインターネット上に保存して広告やスパムメールの山を受け取りたくないならば、レンタルサーバーを借りて、FTPでファイルをアップロードするのが良いでしょう。最初は難しいかもしれませんが、FTPは手動でファイルをアップするソフトも揃っているので、自分のデータを好きなように運用するにはおすすめです。初心者はLolipopなんかが良いでしょう。

FTPのファイルアップロードを絡めて、自分用クラウド運用ソフトをiOS AppやWindows Store Appでも作れそうですね。スケジュール(スケジュール帳なんかもオフラインでクライアントで使うべき機能です)も含めたいところですが、オフラインで使えることが前提ですけど。

大手のネットサービス提供者はクラウドビジネスが伸びない理由がわかってないんじゃないの?

参考ですが、総務省のページに説明があるのでリンクしておきます。

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/basic/service/13.html